遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
SNSからできるだけ距離をとっていた店主です。
元旦から、広島方面に住む幼馴染夫婦宅へ泊まって、あったかいご馳走を振る舞ってもらいながら他愛ない会話を交わしたり、翌日は実家にて、家族や6人の姪っ子甥っ子たちとギュウギュウに戯れ、あくる日は高校卒業以来の同級生達と会って、懐かしくも恥ずかしいような夜を過ごしたりと、この時期どこにでもある場面だとは思いますが、自分にとっては当たり前ではない貴重な時間を過ごしていた三が日。
年末まで張り詰めていた何かが解けていくような日々でした。
特に、広島方面から尾道に帰る際、めちゃくちゃ久しぶりに乗った鈍行列車での時間は とても良かった。
眠りを誘うような暖かい座席と心地良い揺れに身を任せながら、丁度良い速さで尾道に向かう鈍行列車。
その朝はとても良い陽気で、車窓から差し込むポカポカの日差しを浴びつつ、ゆったり流れる風景を眺めながら、今後も含め色んなこと内省するのに良い時間でした。
混みすぎていない車内には、老若男女関わらず、正月ムードのご家族連れ、友達同士、お1人で乗っている方など様々で。
各駅に停車する度、慌てず皆マイペースに降りたり乗ったりする中で、不意に聞こえてきた
「手袋落としましたよー」
という声。
ウトウトしていた目を開けてみると、確かスマホに集中していたはずの近くに座っていた20代男性でした。
“おぬし、良い奴じゃったんかい😌”
ニヤッとしつつ、車内の雰囲気も先刻と比べるとどこか穏やかに感じられました。
車窓から景色を見ると海が見えてきました。
もうそろそろ尾道が近いということ。
あっという間でした。
プシューっと扉が開き、尾道のホームに降りたとき、
“何となくとても良い時間だったなぁ”
と記憶の片隅にしまう自分がいました。
何ならもう少し揺られていたいとも。
そして、短編食堂の在り方も やっぱりこんな感じが良いなと思いました。
例えば、鈍行列車特有のスピードだからこそ感じられたり、見えたりする時間の流れの中で、時折起こるかもしれない些細な人情模様。
乗客には様々な人がいますね。
どう感じるかも人それぞれ。
だとしても、
『鈍行列車ってたまには良いよね』
なんて感じられる方々に短編食堂でお会いできたら、ニヤッとしてしまいそうです。
さて、短編食堂は1/6㈫より営業を予定しております。
とは言え、お正月明けの時期は、大体ぼんやりしたムードに包まれてしまうのが常。
『そろそろシャキッとしよかいな』
と考えだしている方々や、逆に正月をお仕事で頑張って、一息つきたいなぁと思っている方々のお問い合わせを心よりお待ちしております。
ご縁がございましたら是非。
それでは、本年も変わらぬご愛顧賜りますようよろしくお願い申し上げます。

